ずっと探していて、やっと古本でみつけたので購入した。
俳優・佐野浅夫さんの奥さまがご存命の頃に書かれた本。
奥さまは結婚してからずっと、
佐野さんにお弁当を作り続けてこられたことのあれこれをつづってある。
おかずの工夫だったり、お弁当箱の選び方だったりそれはとても素敵でおいしそうなのだ。
この本を初めて読んだのは大学生の頃。図書館で借りた。
それまではお弁当というものは「冷めるし重いしできればあまり持って行きたくない」
と思っていたのだけど、
この本を読んでから急にお弁当が好きになった。
作ってみたくもなって、しばらくは自分で作って学校に持っていったりもした。
そして、俳優さんが毎日お弁当を作ってもらって仕事に行く・・・というのもとても素敵な感じがした。
この本、文化出版局から出ていたけど、現在は絶版になったよう。
再版してほしいけれど、英子さんが亡くなられて、
佐野さんはご再婚されたという経緯もあるので
英子さんとの思い出がいっぱい詰まったこの本はちょっと無理かなあ。