私は推理小説が好きだけど、あまり翻訳ものは読まないほう。
そもそも子供時代にも、ポプラ社のルパンもホームズも読まなかったしね。
個人的にエラリー クイーンなどもぴんと来なかった。
唯一の例外がアガサ クリスティーで、ポアロもミス・マープルもパーカーパイン氏も大好き。(あのテレビシリーズももちろん好き)
最近チェックしたらハヤカワの文庫のほとんどを読んでしまっていることに気づき、ちょっとがっかり。
(だって、楽しみがすくなくなるじゃん)
そんなわけで、とうとうこの『カーテン』を読むことにした。
これは「エルキュール ポワロ最後の事件」だもんね!!
面白かったよ。
ポワロのデビューの場であったスタイルズ荘を舞台として、
年老いたポワロとヘイスティングスが活躍・・・・。
枯れた感じが漂っていて、一連の殺人の手法はまるで現代の推理もののようで
さすがによくできているなあ・・・と思った。
きっちりと最後の事件が描かれているのはポアロファンにとってありがたい。
やはり、シリーズの一番最後に読むべき秀作だと思う。