昭和の時代、街に1軒あるケーキ屋さんやパン屋さんの焼き菓子のコーナーで売られていたレモンケーキを突如思い出し、
食べたくなってしまった(こういうことはよくある)
あのレモンの形のレモンケーキというのは、子供のころはうちの近所のあの店にしか売っていない物だと思っていたのだけど、
日本中にあるポピュラーなもので、ご近所の手土産などに重宝されたものみたい。
製菓用品のお店では今でも「レモンケーキ型」というのが普通に売られているのにも驚いたりした。
今回のこのケーキは、あのレモンケーキを思い出しつつ、もっとフレッシュなレモンの風味を活かしたくて考えたレシピ。
レモンは万人に愛されるのに、レモンが主役のケーキは意外と少ないのは残念だと思う。
コーティングはアイシングでなく、ホワイトチョコ。
めんどくさい人はなしでもいいと思うけども、レモンの味と香りにホワイトチョコの甘ったるさが意外と合うのだ。
<材料>16センチクグロフ型又は20センチパウンド型1台分
A
薄力粉 100g
強力粉 50g
ベーキングパウダー 小さじ1
重曹 小さじ1/4
カルダモン 小さじ1
無塩バタ 100g
砂糖 100g+大さじ2
卵 2個
レモン 2個
ラム酒 大さじ2
ホワイトチョコ 40g程度
<下準備>
・バタ、卵は室温にもどしておく。(バタをおさえた時、指のあとが残る程度に)。
・Aはあわせてふるっておく。
・型の内側に油又はバタ(分量外)をキッチンペーパーで塗っておく。
・オーブンは180℃にあたためておく。
<作り方>
1.ボウルで泡だて器でバタを練り、少しずつ砂糖100gをすり混ぜる。別の器でかるくといた卵を、少しずつバタに混ぜながら、泡だて器で泡立てる。
2.レモン汁1個分とレモンの皮をおろし金でおろしたものを1に混ぜながら、泡だて器でさらにしっかり混ぜる。
3.Aを2にへらでさっくり混ぜ合わせる。型に流し込み、180℃に温めたオーブンで焼く。様子を見ながら40分程度。
4.鍋にレモン汁1個分と砂糖大さじ2とラム酒大さじ2を入れ、さっと火にかけて煮立ったら火を止める。
5.ケーキが焼きあがったら、型から外し、ケーキクーラーの上で冷ます。4のシロップを表面にはけで塗る。
6.ケーキが完全に冷めたら、ホワイトチョコを湯せんでとかし、ケーキに塗る。チョコレートが完全に固まったら出来上がり。
<ポイントなど>
・中にも外からもレモンを入れるので、レモンの風味がしっかり残る。
・ホワイトチョコがけなしでも十分においしいが、レモンのさわやかさとホワイトチョコの濃厚さがよく合う。