一週間曇ったり雨が降ったりしていたけれど、今日は久々に秋晴れ。
朝の9時から12時まで会計の期末試験を受けた後、
アパートに戻ってゆっくり昼ごはんを食べてから自転車で買出しに行く。
私のアパートからいつものスーパーまでの道程はとても素敵なサイクリングロード。
住宅を縫って走る道は車が入ってこないので気持ちよく走れる。
実はこの道は一ヶ月ぐらい前に発見したもの。
それまではものすごい勢いで車が行き来する幹線道路沿いを自転車で走っていたので
非常に緊張していた。
しかも遠回りな上に、坂がいくつもあって荷物の多いときは大変だったのだ。
しかしこの道になってからはおそらく以前の半分くらいの時間しかかかっていないはずだ。
この道の風景、ドイツに住んでいた頃の家の近所ととてもよく似ている。
だから私の目にはとても美しくうつるのだと思う。
ドイツが懐かしいのか幸せな子供時代が懐かしいのか、それはわからないけれど。
私が幸せだと思うのは、この懐かしいような風景再び手に入れることができたこと。
一度失ってしまったと実感したとき、二度とは手に入らないと思っていたから。
いずれはこれも私の手を離れるとは思うけれど、
これを失う感覚がどんなものかもう知っているから今度はきっと平気。