数年前からボディーソープも洗顔フォームも使わなくなった。
おフロも洗顔もすべてせっけんを使っている。
肌が弱いので、強い香料や複雑な成分が含まれていないものを求めた結果だ。
せっけんで洗顔というと「カサカサしそう」とよく言われるが、
ネットで泡立ててやさしく顔を洗い、よくすすぎ、
すぐに潤い補給をしてやれば大丈夫。
せっけん洗顔にかえてから、吹き出物も激減した。
日本では無香料の純石鹸か植物物語かナイーブの固形せっけんを使っていたが
アメリカでは
IVORYを愛用中。
IVORYは日本にも輸入されていて、ソニープラザなどで手に入る。
このせっけんの存在を知ったのは、
中学3年の頃に読んだ「MCシスター」か「オリーブ」でだったような気がする。
(「外国のあこがれ雑貨」みたいな特集、よくあるでしょ?)
材料のほとんどが天然成分を使っていて、長くアメリカで愛されているせっけんだと知って
「アメリカに住んだらこのせっけんを使おう!!」
と、まったくアメリカに住む気も予定もなかったのになぜか思っていた。
そういうわけで、こちらに到着してすぐに大きなバスサイズをまとめ買いし、
フロと洗面所と台所にひとつずつ置いた。
泡がきめ細かくて、洗い上がりがかさかさしすぎなくて、せっけんらしいさわやかな香りがいい。
色が白いのもいい。
そして「××成分配合」みたいな、よくわからない付加価値がついていないのもいい。
そのおかげで価格も安い。
ロングセラーの製品というのは地味だけど、
スーパーや薬局の端っこで必ず売っているようなもの。
資生堂のドルックスとか、そういうイメージかな。
長年消えずに残っているというのは、
その間の人々に選択され続けてきたということなので
「いい製品」であることの目安の一つなのではないかと思う。