コンビニで『ヴァンテーヌ』の最新号を手にとって「最終号」の表紙に凍りついた。
『ヴァンテーヌ』を初めて読んだのは予備校生の頃だったと思う。
おしゃれに関して早熟だった妹(当時高校生だったはず)が買って来たのだ。
他のファッション誌とはまったく違う考え方、おしゃれに関する鍛え方があった。
「このアイテムを着れば大丈夫!」ではない
「流行を追うのではなく自分のスタイルを作る」ということをこの雑誌から学んできた。
紺好きの自分を肯定したのも、食わず嫌いだった茶色を見直したのもこの雑誌がきっかけだった。
紹介されるアイテムも他の雑誌とはかなり違う
一見地味でも上等なものが多くて
私と妹と母はよくため息をついたものだ。
だから・・・やっぱりコマーシャリズムのなかでは難しかったのだろうか。
あるいは単純に、読者の年齢層(20代全般)の女性そのものが減ってきたからだろうか。
本当に悲しい。
同じ出版社の『MCシスター』がなくなったときも本当に悲しかった。
だけど、ここから学んだこと・・・・「考えるおしゃれ」を
私はこれからもずっと続けていく。
今までありがとう。