私のことを「ぜいたくー!!」という人はけっこういて、そういう人たちは私の自炊生活などを知って「意外と堅実だねー」と驚いたりもする。
私が大学生だった1994-1998年ごろは日本のバブル経済が崩壊したあとで、世の中は節約ブームだった。(そのあともブームは続いた)
本屋には色々な節約本が平積みになっていて、雑誌はといえば主婦雑誌はもちろんのことファッション誌(ティーン向け)でも「お金をかけずにおしゃれする」という特集が定番化するようになった。
当時私は自宅から通学する大学生だったので、切実に今日や明日のお金に困ることはなかったけども
節約にはとても興味があり、これらの本や雑誌をけっこう読んだ。
(しかも・・・大部分は購入せずに図書館か立ち読みだった!)
でもその中には、「それって本当に節約になってるの?」というものや、
けずってはいけない出費を削ろうとするようにみえるものもかなりあった。
で、私が関心を持った節約というのは、無駄をなくして楽しく生活する・・・ということだったのだなー、などと気づいた。
例えば・・・・毎日のランチ。
あまりおいしく思えないお店で1000円払うのは私にとっては無駄なので、
すっごくおいしい玄米おにぎりを持参する。
けど、気のあう人と楽しく一緒に行く店で3000円払うのはもったいないとは思わない。
無駄をなくして・・・というのは出費のことだけでなく、
持っているモノの数だとかあまりやりたくないお付き合いとか、何となく観たテレビや雑誌に分散される時間と関心とか資源の無駄遣いとか・・・そういうものもひっくるめてのことだった。
そして、節約してできたまとまったお金や時間や関心は・・・本当に好きなものに注げばいいのだなあ!!と考えた。
そういうことの参考になった本は今でも手元に置いていて(←ちゃんと買った!!)今でも時々読み返す。
その後、就職して会社の寮住まい、アメリカ留学での貯金取り崩しの一人暮らし、そして今は東京で再び働いての一人暮らし・・・・と、
ライフスタイルは変わってきたけどお金との基本的な付き合い方は変わっていない気がする。