これは記念すべき、私の初めてのスカーフ。
一時流行した赤文字系雑誌の言い回しをすると「ママのお下がり」(笑)。
でも、うちの母は未使用で私にくれたので、ヴィンテージかしら。
ドイツ時代、父が出張の帰りの飛行機で珍しく「お土産を」と思い立ち、値段を言われてびっくりしたものの、引っ込みつかなくなって購入。
でも、母は小柄なので、大判のスカーフをつかいそびれて、私にまわしてくれた、というわけ。
この柄は馬具商のルーツを持つエルメスらしいコンサバな柄で、赤、黒、水色、ベビーピンク、紺、ベージュ、深緑などなど、色々なふちの色で作られ、
もちろん当時の日本人にも大人気だったよう。初めの頃の「ヴァンテーヌ」でもよく使用されていた。
ヤフオクでエルメスのカレを検索すると、常に何点か出品されていて、やはり日本人に人気だったのは紺、水色、ベビーピンクあたりの色だったみたいで、
このわたしのスカーフの色は青系なのにちょっと珍しいよう。
くすんだブルーで、言ってみればデニムみたいな色。
欧州のアパレルではよく見るけど、日本ではあまりお目にかからない色だと思う。
ベネトンのニットやTシャツによく使われていて、私は中学生ぐらいから好きな色だった。
で、大学生になった頃、ブランドものといえばこれしか持っていなかったので、使いまくったよ。
「ヴァンテーヌ」や、当時は「MORE」や「ノンノ」なんかでもスカーフ特集がよくあったので、
巻き方をいろいろかえて、組み合わせを研究した。
そんなふうに1枚しか持っていないスカーフを使いまわしていたある日、クラスメイトに
「スカーフ、何枚も持ってるんだね。いいなあ」
と言われた時には、小躍りして喜んだ。
昔からよくやっている、サックスブルーのストライプシャツとの組み合わせ。
スカーフの柄がうるさくないので、柄×柄に向く。
ちなみに、この組み合わせは、お妃様候補だった「外務省の小和田雅子さん」(当時)のコーディネートからインスパイアされたもの(笑)
「MORE」などでモデルさんたちがよく提案していたのが、セント・ジェームズのボーダーに、エルメスのスカーフ、古着の501、ウエストんのローファー、バッグはバーキン、みたいな組み合わせ。コンサバな柄なのに、不思議と相性が良くて好き。
真っ赤なニットに合わせた、反対色の組み合わせ。
アクセサリー的な感覚で、とても好き。
そして、私の定番の墓石グレー(笑)のジャケットに組み合わせ。
男性のネクタイみたいな感覚で、仕事用。そういえば、入社式はこんな組み合わせだった。
金具の模様があるので、もちろんゴールドを拾うのもアリ。
アガタの腕時計合わせてみたら、まんま「ヴァンテーヌ」っぽくなってしまった。。。。